造園連が主催する講演会に参加してきました。 講師は「作庭帖」の著者で、庭師のわざを後の世代に伝える活動など広く活躍されている秋元通明さんです。 今回の講演のテーマは「小形研三のにわ」です。 造園分野に多くの影響を与えた小形研三さん、その人のもとで庭を造っていくなかで感じた小形さんの庭に対する考え方をご教授していただきました。 まず、庭を造るうえで大切なのは人がどの場所から庭を見るのかを意識し、空間が広く見えるように工夫すること。そのためには、大きなものを真ん中に配置して空間を圧迫しないことや、花壇や蹲、滝の流れでも正面から見せるのではなく角度をつけることでより立体的で奥行きを感じさせることができるなどより良い庭を造るために必要な空間の使い方などを教わりました。 貴重なお話ばかりで大変有意義な時間となりました。 このような機会を用意していただき感謝しています。益々のご活躍を願っております。